
とめこ森の診療所ができるまで
私は、もともと医療現場で働いておりましたが、学生時代から当たり前のように西洋医学を中心に勉強してきました。現場でも当然西洋医学に基づいた治療を実施してきました。
それが私にとって普通で、これが医療なんだと信じて疑わなかった私でしたが、ある体験が私の転機となりました。
友人のお子さんがひどい喘息で、飛行機の中で発作を起こし緊急着陸するという事態になったのです。幸い大事には至らなかったのですが、友人から「どうしたら喘息がよくなるんだろう。どうしてこの子はよくならないんだろう」と言われたときに、私は何も答えられず、ひどい無力感を覚えました。西洋医学では喘息の原因は分からないとされています。治療法も発作を抑えるステロイド薬を出すしかなく、対症療法の域を越えられず根本治療はできないのが現状です。
しかし、その後友人から驚きの言葉を聞くことになったのです。
「波動療法を試してみたら、子どもの喘息がよくなった」
友人から聞いたその言葉に、私は耳を疑いました。そんなことがあるのかと、とても驚いたのを今でもはっきりと覚えています。それから私は波動療法に興味を持ち、学び始めました。同時に東洋医学や伝承医学、波動などさまざまな分野の知見を深め、西洋医学との違いに驚きながらも新鮮な気持ちで知識を増やしていきました。
あらゆる分野での学びを深める中で、私は最終的に「自分の身体は自分で治す」という考え方に辿り着きました。そんな人が増えて、みんなが自分の身体を自分で治す(あるいは健康で元気な身体を保つ)世界になったらいいな、と思い、そのお手伝いをするために『とめこ森の診療所』を開院しました。